看護協会を退会すると、賠償責任保険の喪失や研修機会の減少など、意外と大きなデメリットがあります。
でも、会費の負担は切実な問題。
退会を考える前に知っておきたい影響と、会費負担を減らす具体的な方法を解説します。
看護協会の会費、正直負担に感じていませんか?退会を考えている方も多いと思います。
私も現役看護師として、その気持ち、よく分かります。
でも、退会するデメリットもあります。
賠償責任保険や研修機会の喪失だけでなく、キャリアにも思わぬ影響が…。
とはいえ、会費の負担は切実な問題です。
そこでこの記事では、退会のデメリットをしっかり理解したうえで、会費負担を軽減する具体的な方法をご紹介します。
退会を考える前に、ぜひ読んでいただきたい情報をまとめました。
看護協会を退会するデメリットは?全影響を徹底解説
看護協会を退会すると、思った以上に影響が大きいんです。
医療事故の保険がなくなったり、研修に参加しづらくなったり…。
退会を考えている方に、知っておいてほしいポイントを分かりやすく説明していきます。
- 賠償責任保険が使えなくなる
- 研修・講習会参加の機会が激減する
実は大きい!賠償責任保険が使えなくなるリスク
看護協会の賠償責任保険って、実は私たち看護師を守る強い味方なんです。
個人で同じような保険に入ろうとすると、年間2~3万円もかかってしまいます。
看護協会の会費にはこの保険料も含まれているので、実はとってもお得。
最近は医療訴訟も増えてきているので、この保険の大切さは日に日に高まっているんですよ。
研修・講習会参加の機会が激減する現実
看護協会の研修や講習会って、キャリアアップの宝箱みたいなものなんです。
会員じゃないと参加費が2~3倍になっちゃうし、人気の研修は会員優先なので、参加できないことも。
認定看護師の資格取得に向けた研修や、最新の医療技術を学べる講習会なんかも、なかなか参加が難しくなっちゃうんです。
意外と知らない!キャリナース活用で得られる特典
キャリナースって、私たち看護師の強い味方なんです。
研修履歴を簡単に管理できたり、専門文献が読み放題だったり、オンラインで学習もできたり。
これが全部無料で使えるんです。
退会してこれらのサービスを個人で使おうとすると、月3000円くらいかかっちゃうんですよ。
実はキャリナースだけでも、会費を払う価値があるって感じです。
退会後の返金について知っておくべきこと
一度払った会費は、基本的に戻ってこないんです。
年度の途中で辞めても、残りの期間分はもらえないので気をつけて!でも、転職や退職で都道府県をまたぐ引っ越しをするときは、一部返金してもらえるかもしれません。
退会を考えているなら、3月31日の年度末に合わせるのがお得ですよ。
看護協会は本当に入らなければいけないの?
「看護協会への入会は任意なの?」「強制じゃないの?」そんな疑問をお持ちの方も多いはず。
看護協会の加入の実態や、知っておきたい基本情報をわかりやすく解説していきます。
看護協会の加入率と実態
看護協会の加入率は全国平均で約70%なんです。
ただし、これは地域や病院によってかなり差があります。
大規模病院だと90%以上の加入率の施設も。
一方で、診療所や小規模施設だと50%を下回ることも。
実は未加入の看護師さんも結構いるんですよ。
病院の規模や方針によって、加入への姿勢も変わってくるみたいです。
強制加入?任意加入?正しい理解
結論から言うと、看護協会は任意団体なので、加入は完全に自由なんです。
強制加入は違法なので、職場で無理やり入会を迫られたら、それはパワハラになる可能性も。
でも、多くの病院が加入を推奨するのには理由があって。
医療事故への備えや、継続教育の機会確保など、病院側にもメリットがあるからなんです。
看護連盟との違いと関係性
看護協会と看護連盟って、よく混同されがちなんです。
看護協会は看護の質向上や看護師の権利を守る職能団体。
一方の看護連盟は、政治活動を行う別組織なんです。
協会費と連盟費は別物で、連盟への加入はさらに任意性が強いんですよ。
職場で「セット」で勧められることもありますが、別々に選択できます。
都道府県別の特徴(大阪府の事例)
都道府県によって、看護協会の特色や活動内容はちょっと違うんです。
例えば大阪府看護協会の場合、都市部ならではの特徴があって、夜間の研修が充実してたり、WEB研修が豊富だったり。
入会金や年会費の支払い方法も、都道府県ごとに微妙に違うんです。
大阪府は特にWEBでの手続きが進んでいて、スマホで簡単に色々できちゃいます。
あなたの働き方に影響する退会後の変化とは
退会後の影響って、実は日々の看護業務から将来のキャリアまで、思った以上に広がっているんです。
特に知っておいてほしい変化や影響を、現場の声を交えながら紹介していきます。
看護師として受けられなくなるサポート体制
看護協会を退会すると、困ったときの駆け込み寺を失っちゃうんです。
例えば、医療安全の相談窓口が使えなくなったり、看護実践に関する専門相談ができなくなったり。
「先輩看護師に聞けばいいや」って思うかもしれませんが、デリケートな問題は第三者に相談できた方が気が楽なんですよ。
専門家による電話相談も会員限定なので要注意です。
転職・キャリアアップへの意外な影響
転職活動やキャリアアップに思わぬブレーキがかかることも。
看護協会のナースセンターって、実は優良な求人情報の宝庫なんです。
退会すると、これらの情報にアクセスできなくなっちゃいます。
認定看護師や専門看護師を目指すときも、協会員じゃないと受験資格が得られないケースが多いんですよ。
キャリアの選択肢が狭まっちゃうかも。
職場でのポジションや待遇への影響
看護協会を退会すると、意外なところで不利になることも。
例えば、主任や管理職への昇進時に、協会での活動実績や研修受講歴を求められることがあるんです。
また、病院の機能評価を受ける際にも、スタッフの協会加入率が評価項目になることも。
結果として、昇進や処遇に影響が出る可能性があるんです。
パワハラ・職場トラブル時の対応
職場でトラブルが起きたとき、看護協会のサポートって心強い味方なんです。
退会すると、専門的な法律相談や専任カウンセラーへの相談が使えなくなっちゃいます。
「ハラスメント相談ホットライン」も会員限定。
一人で抱え込まなくていい相談窓口を失うことになるので、特に職場環境に不安がある人は慎重に検討した方がいいかも。
会費の負担を減らす!知って得する節約術
「看護協会の会費、ちょっと負担だな…」そんな声をよく聞くんです。
でも実は、上手な活用法を知っているかどうかで、その価値は大きく変わってくるんです。
今回は会費負担を軽くする、知る人ぞ知る方法を紹介していきます。
施設所属者必見!会費補助制度の賢い活用法
実は多くの病院では、看護協会の会費を補助してくれる制度があるんです。
補助額は施設によって違いますが、全額負担してくれる病院も。
でも意外と知らない人も多くて、損してるかも。
人事課や看護部に確認してみるのがおすすめです。
また、確定申告で会費を経費として申告できるって知ってました?年末調整の時期を逃さないようにするのがポイントですよ。
口座振替でラクラク!支払い方法の見直し術
お得な支払い方法を選ぶだけでも、負担は軽くなるんです。
例えば、口座振替なら年払いの場合、手数料が無料に。
しかも、支払い忘れの心配もなくなっちゃいます。
クレジットカード払いを選べば、ポイントも貯まるんですよ。
年会費が約5万円だとすると、還元率1%でも500円分のポイントが戻ってくるんです。
小さな工夫で、ちょっとずつ賢く節約!
お得なWEB研修で会費以上の価値を得る方法
会費を払ってるなら、その分以上に得しちゃいましょう!特にWEB研修は要チェック。
通常なら1回3000円くらいする研修が、会員なら無料で受けられるものがたくさんあるんです。
しかも、移動時間もかからないし、好きな時間に受講できる。
年間10個の研修を受ければ、それだけで3万円分の価値に。
キャリアアップにもなるし、会費以上の価値を引き出せちゃうんです。
具体的な退会手続きの流れと注意点
退会を決めたら、手続きは正しく進めたいですよね。
でも、意外とミスしやすいポイントがあるんです。
ここでは、スムーズに手続きを進めるコツと、知っておくと安心なポイントを紹介していきます。
WEBでの退会手続きの方法
キャリナースのサイトから退会手続きができるって知ってました?まずはキャリナースにログインして、「会員情報」から「退会申請」を選ぶだけ。
ただし、都道府県によってはWEB手続きに対応していない場合も。
その時は各都道府県の看護協会に連絡するのがおすすめです。
急いでいるときは、電話で手続き方法を確認するのが一番早いかも。
退会届の書き方と提出方法
退会届って、意外と記入ミスが多いんです。
特に気をつけたいのが「所属施設名」と「会員番号」。
書き間違いがあると手続きに時間がかかっちゃいます。
退会理由は「転職のため」「経済的な理由」など、簡潔に書くのがポイント。
提出は郵送が基本だけど、最近は FAXやメールでも受け付けてくれる協会が増えてきているんですよ。
退会時期の選び方と確認事項
退会のタイミング、実は重要なんです。
年度途中の退会だと、既に支払った会費は戻ってこないので要注意。
だから、3月末での退会がお得。
でも、ちょっと待って!退会前に確認したいことがいくつかあるんです。
まとめ
看護協会の退会は完全に自由な選択です。
ただし、退会によって失われる保険や研修などの特典、キャリアアップの機会、職場でのポジションへの影響など、考慮すべき点が多くあります。
会費の負担を減らす方法や、会費以上の価値を引き出す賢い活用法を知ることで、より良い選択ができるはずです。
退会を考える前に、まずはこれらの方法を試してみませんか?